見えないところでこっそりと差をつけよう

ベアリングの交換で見た目オサレ度がアップするわけではありませんが、あなたのバイクの性能はぐ~んと上がり、ライバルにこっそりと差をつけることはできるかもしれません。
 

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さて今回ご紹介するのは、
言わずと知れたENDURO製セラミックベアリング。

正屋でも施工実績がとくに多いベアリングブランドでもあります。

突然速くなったなぁ~ 
なんてあの人は実はこっそりとこのベアリングをインストールしていたりするかも知れませんよ。
 

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ということ、今回はボントレガ ーのホイールにインストール!

DTメイドのハブを採用しているこのホイールは、独特のスターラチェットと呼ばれるクラッチ機構を持ち、
高効率な駆動伝達力を発揮します。

実はこのハブには前後で6個のベアリングが組み込まれているのですが、
ハブボディー内のベアリングを抜く為にはまずはベアリング手前のラチェットガイドを取り外さねばなりません。


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これをどうやって抜くのか…



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でも大丈夫。
きちんと専用のガイド リムーバーでラチェットガイドを取り外します。

交換件数の多い、DT製ハブ。
必然的に専用工具も完備です。

 

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そしていよいよ現在取り付けられているベアリングを取り外します。

ベアリングの取り外し作業中に母体を傷つけてしまった。
なんてお話を聞いたことありませんか?

ここをきちんとやらないと痛い目に合うんですよね。

正屋のブルポン君ことブルーポイント製のベアリングリムーバーでスコーン、と取り外します。

凄まじい破壊力、もとい離脱力。ハブシェルに負担を掛けることなくベアリングが飛び出てきます。

これを数回繰り返して、前後分合計6個のスチールベアリングを取り外しました。

 

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そして今度はいよいよ取り付け。

正屋ではENDURO社純正のベアリングツールにてセラミックベアリングを圧入を行っていきます。

簡単そうに見えても案外難しいのがプレスイン。
誰でも簡単にできると思うしょ?

この作業を正確に行わないとハブボディを傷つけてしまい
高価はホイールも使い物にならなくなってしまうのでご注意くださいね。

シールベアリングながらもいわゆる「玉アタリの調整」もあります。

むやみにプレスインしても内輪を抑える結果になりせっかくのベアリングもゴロゴロと
不快極まりないものに。


夜な夜なベアリング談義に花が咲く正屋!
ベアリングをこよなく愛する正屋にご依頼いただく価値は十分にありますよ。

 

岩崎正史 この記事を書いた人
岩崎正史