バラモンキングになりたくて ~五島長崎国際トライアスロン参戦記~

6/14(日)、五島長崎国際トライアスロン大会(Bタイプ:総距離154km)に参加してきました。

この大会は、五島列島最大の島「福江島」を舞台に開催され、

バイク・ランともにアップダウンが続くタフなコースで知られています。

ロング~ミドルディスタンス好きなアスリートにとって大変挑戦しがいのあるレースです。
 
また、福岡からのアクセスがよく、ゆとりを持った旅程が組めるのも魅力のひとつ。
 
今回は、カンパイビアACとクラブに関係するメンバーが10名ほど参加しており、
 
レース中もお互い励まし合いながら完走を目指しました。
 
 
 
では、レースレポートを。
 
 
 
例年、梅雨の真っ只中のため雨天での開催が多い同大会。
 
今回は日頃の行いが良いのか、スタート前こそ小雨がパラつくも
 
レース中はほぼ曇りと走りやすいコンディションに。
 
 
20150614_swim前.jpg
 
 
まずはスイム(2.0km)。
 
大きな波が立ちにくい湾内をL字型に1周回ります。
 
スタートは、バトルを避けるためにアウトコースから行くことに。
 
最初のカーブ付近でトップ集団にいることを確認すると、
 
少しずつペースをあげて後続を引き離しにかかります。
 
1名ずば抜けた泳力で先行する選手がいましたが、慌てず自分のペースで進みほどなくフィニッシュ。
 
 
続いてバイク(124km)。
 
アップダウンの連続となる五島のコースで重要なのはペーシングと補給。
 
序盤~中盤はとにかく「上げ過ぎないこと」を念じながら進みます。
 
登りはシッティングで余裕を持って。
 
下りは余裕があれば踏み込んで、キツイ局面では空気抵抗を極力減らす低い姿勢を作って
 
スピードに乗せます。
 
補給は、エイドの水のほかにボトルにジェルを溶かしたものを1本分。
 
また、「レース中でもしっかり噛みたい派」の自分は、小さなアンパンを3つしのばせておきました。
 
終盤にさすがに疲労がきましたが、エネルギーの不足感はなかったのでとりあえず合格点。
 
コース上、折り返すポイントが数箇所あるので自分の位置取りをしっかり確認
 
バイク序盤でパスされた選手が1名いましたが、離され過ぎない位置をキープしつつ
 
バイクフィニッシュへ。
 
 
20150614_bike.jpg
 
 
最後にラン(28km)。
 
片道約10kmを往復し、更にプラスアルファが加わる設定。
 
ライバルの位置取りが確認しやすいコースです。
 
最初の折り返し手前で先行する選手を確認。
 
ランスタート時約10分あった差が若干詰まってきているように見えたためペースアップ。
 
18km地点で先行者を捕らえたあとは、今度は逃げる側に。
 
20km以降はドッと疲れが出てくるもなんとかペースを維持しながら我慢の走り。
 
最後の折り返しで後続との差が安全圏にあることがわかるといよいよ「優勝」の実感が。
 
ゴールが近づいてくると一気に緊張感から開放され、
 
晴れやかな気持ちでテープを切ることができました。
 
 
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一緒にがんばった仲間も次々とゴールに飛び込んできます。
 
長い時間をかけて辿り着いたゴールは誰にとっても格別なもの。
 
全てを乗り越えてきた者特有の素敵な表情がそこにはあります。
 
トライアスロンの魅力はこのあたりなんでしょうね。
 
今夜ばかりは全てを忘れて五島牛とレースの振り返りを肴に乾杯!
 
 
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今回の遠征では、カンパイビアACメンバーの実家にお世話になりました。
 
地元が故に、選手目線、応援者目線での細かい配慮が行き届いており全くストレスがありません。
 
五島の住民も皆温かく、優しく声をかけてくれる人ばかり。
 
機会があればまた来年も挑戦したいと思います!
 
 
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■五島長崎国際トライアスロン大会
Bタイプ オーバーオールエイジ優勝
総合記録/6:21:01
スイム/28:02(2位)、バイク/3:49:27(2位)、ラン/2:03:32(2位)
 
★使用機材
・バイク:TREK/SPEED CONCEPT
・ホイール:MAVIC/COSMIC CXR 80T
・ヘルメット:OGK/AERO K1
・シューズ:BONTRAGER/Hilo RXL
★補給
・レース前:Mag-On×1本
・バイク:SAVAS/PIT IN リキッド×8本
・ラン:Mag-Onエネルギー×3個
・フィニッシュ後:MUSASHI/NI ×かka

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

横田英昭 この記事を書いた人
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